食育研究部が津軽の郷土料理「けの汁」について食育活動を行いました

2023.01.24 イベント

1月16日(月)食育研究部が津軽の郷土料理「けの汁」を子どもたちに知ってもらうために紙芝居を製作し、幼保連携型こども園 富士見保育所で食育を行いました。

~紙芝居~
紙芝居は、木村守克さんの著書「けの汁」を参考に、物語をつくり、語りや絵まですべて部員が力を合わせて製作したオリジナルです。紙芝居では、けの汁が食べられるようになった言い伝えや、けの汁が津軽の七草として、健康を願って食べられていることをお話ししました。

~紙芝居に出てくる野菜と山菜のおはなし~
紙芝居の後は、野菜と山菜を冬の間どうやって長持ちさせていたか、紙芝居のお話を振り返り、写真や実物を見せ、詳しく説明しました。野菜は雪に埋める、ワラビは塩に漬ける、ゼンマイは干しておく、といった昔の人の知恵をお話しました。

~ワラビとゼンマイの体験~
けの汁の中に入っている山菜についてもっと知ってもらうために、塩漬けしたワラビと塩抜きしたワラビを食べ比べたり、干したゼンマイと茹でたゼンマイを触ったりにおいを嗅いだりして実際に山菜に触れる体験をしました。子どもたちからは「黒くて蛇みたい」や「昆布みたい」など個性豊かな感想がたくさんありました。

この食育を行ったことにより、子どもたちが津軽の郷土料理「けの汁」は、小正月に健康を願って食べられていることを知り、使われている野菜や山菜にも関心を持ってくれたことを感じました。

多くの子どもたちにけの汁について知って欲しいので、製作した紙芝居を、貸し出しいたします。保育園の食育活動の教材としてご活用いただきたいと思います。

問い合わせ先:柴田学園大学短期大学部食育研究部 顧問 中島里美
電話:0172-32-6151 
e-mail:s-nakashima@shibata.ac.jp